小型グラインディング・センター
高硬度金型の加工(仕上げ)向け小型全自動グラインディング・センターの装置事例です。
焼入れ鋼や超硬素材の三次元的加工(仕上げ)が可能です。
プログラムは複雑な5軸制御は必要とせず、3軸制御で加工できることが基本ですので、
従来の3次元加工プログラムを継承できます。
本機軸構成は、XYZ軸(Z:主軸ヘッド軸)+C軸(主軸ヘッドの回転軸)と所定角度傾斜させたL軸(主軸の移動軸)から成っており、
タッチセンサーも装備しているので側長(C軸:0度及び180度位置)して工具半径中心をC軸回転軸上に合致させることが可能となります。
ダイヤモンドないしcBNメタルボンドボールエンド型小径工具を採用しており、
工具の磨耗と形状の崩れを定期的に補正(電解ドレッシングとツルーイング)をしつつ、
工具の先端R位置を一定位置に保持する機構を備えています。
切削(研削)の方向に合わせて工具の姿勢(切削速度の維持)を最適に制御しながら
工作物を全自動切削(研削)加工をすることが可能な装置です。
工具としては高剛性、高強度、電解皮膜の安定性等から鉄系メタルボンド・ボールエンド型砥石が適しています。
スペック・仕様
名称 | 小型グラインディング・センター |
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機械説明 | 最適研削工具姿勢を維持して加工を行う |
特徴 | ・CBNボールエンド砥石(R1.5~R5.0)による小物三次元形状の研削加工 ・必要研削速度を保っての三次元形状連続研削を可能にする傾斜主軸C軸制御方式 ・工具形状と砥石R中心寸法を整えるよう組み込まれた電解式自動ツルーイング機能 ・研削能力を維持する砥石自動ドレッシング機能 ・加工精度を高める砥石自動芯だし機能 |
寸法 | W 1,000 × D 525 × H 1,550 |
能力 | スピンドルストローク:50mm |