小型工作機械とは
小型工作機械とは数メートルサイズ以上の大型の工作機械と区別するために生まれた概念です。
厳密な定義はありませんが、多くが2m×2mサイズ程度から卓上サイズの工作機械を指すことが多いようです。従来は小型工作機械工業会という業界団体があり、各小型工作機械メーカーが参加していましたが近年「日本精密機械工業会」と名称を改め活動されています。
この精密機械という名称が表すように、小型工作機械は高精度が求められるケースが多く、DIYやホビー用途といった機械も一部含まれますが多くは生産工場の生産ラインや、研究・試作開発用途が多く、ユーザーの多くもプロのエンジニアが中心です。
小型工作機械の範囲に含まれる機械は多数に上り、
旋盤、フライスはもちろん、研削盤やボール盤、多軸加工機まで幅広く存在します。
榎本工業は1975年から卓上旋盤の設計製作をはじめました。
当時は製図台や、各種専用機の設計製作を行っており、これらの生産能力、製作ノウハウを自社製の小型工作機械製造に展開したのが始まりです。
最初のシリーズは、「Amini」で主用途は教育現場やホビー向けに販売を行いました。
一般的な教育、ホビー用途とは一線を画す高精度、高剛性が特徴で、40年以上同じ機械を使い続けているユーザーも多くいらっしゃいます。